『上を向いて歩けない』性格の話
こんばんは、あんぐろいどです。
皆さんは自分のことをポジティブだと思いますか?
それともネガティブだと思いますか?
僕はもちろんネガティブです。
その場合、パッケージに描かれている伝説のポケモンは毒タイプ辺りじゃないかなあと思います。
ここで改めて、それぞれの言葉の意味をGoogle先生に教えてもらいましょう。
という感じでした。
日頃使われている使い方で概ね間違いなさそうです。
関係ないですが、検索欄の下にある『ショッピング』が気になったので押してみました。『ポジティブ/ネガティブなショッピング』とは、一体なんでしょうか。
サーフボードや呪術セットでもヒットするのでしょうか。
以下、検索結果です。
ポジティブな買い物は錠剤でした。
45錠で1033円。
一粒あたりおよそ23円でポジティブになれるのなら、ポジティブになってみたいなあと思わなくもないです。
ネガティブな買い物は「方法教えるから前向きになろうぜ!」って感じの本でした。
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僕の場合、中学生の時まではわりと明るい人間だった気がします。
同じ保育園だった子たちと中学校まで一緒、という人も多かったので、
「知らない人ムリ…… 何も話せない……」
という状況にはあまりならなかったです。
(高校に入った時はほぼそんな状況だったのですが、高校時代のほとんどの同級生に対しては「くたばれ」以外の感情がありません)
僕が中学時代まで明るい人間だったというのは、事実と言ってしまっても過言ではなさそうですが、『明るい人間=ポジティブ』は成り立たないと個人的には思います。
明るかったであろう当時も、先生に怒られた時はわりと引きずる子供でした。
同級生の子が怒られた後に、先生に対して「あいつマジでうぜーよな」とへらへら笑っている横で、はたから見て分かるぐらい、めちゃめちゃ落ち込んでいました。
『はじめてのおつかい』で、未就学児の男の子が畑から採ってきた大きな大根を家まで運ぶシーンがあるのですが、地球を使った大根おろしかよとでも言わんばかりに引きずってます。そんな彼にも負けないぐらい、僕は嫌なことを引きずります。
その気質は仕事を始めてからも顕著で、ミスして怒られた時は未だに数日引きずります。地球で大根おろしをする癖は治っていません。
一応、子供の時よりは「切り替えて次頑張ろう」と思えるようになりましたが、それでも気になるものは気になる。なんとかしないとなあと思います。
僕が社会人になってからの人生には、何も出来なかった期間というのが少なからずあります。新卒で入った会社を辞めた後です。
その仕事を辞めて楽になったことは事実ですが、精神的に塞ぎ込み、家にこもっているだけという日も多かったです。
(まあ今現在においても、わりと精神的に塞ぎ込みがちな日が多いですが……)
そんな毎日に何とか変化を付けようと、用が無くとも外に出る日を作りました。結果としてそれは、功を奏したと言えるでしょう。
久しぶりに外へ出た時に見る晴れた空は優しく、車の走行音や人の話し声、上空を通過していく飛行機の音が、僕の身体の内側にやけに鮮明に響きます。
部屋にこもっていた時間にはなかった、
「あ、俺って今生きてるんだな」
という実感が、ほんの少し湧いた気がしました。
実際、外へ出て太陽光を浴びることで体内で生成される『セロトニン』と呼ばれるホルモンが、精神を安定させてくれたみたいです。
過度の緊張による余分な筋肉の収縮は肩や首周りに起こりやすいから、リラックスをしたい時に空を見上げることは理にかなっている、ということを『見上げてごらん』というテニス漫画からも教わりました。
単行本は全8巻で、打ち切りエンドを迎えてしまうのが寂しいですが、スポーツものとしてはかなり好きな作品でした。
結局、ポジティブとネガティブは一長一短のような気がします。
上ばかりを向いていたら足元をすくわれてしまうこともあるだろうし、かと言って下ばかり向いていたら、自分が歩くその道に面するマンションの上の方の階から植木鉢が落ちてくるのに気が付かないかもしれません。
漫画ではわりとよく見る光景ですけど、現実だと結構な事故ですよね。
かと言って下を向かなければ、懸命に生きようと地面に根付き生い茂る草花に感動も出来ないし、かと言って上を向かなければ、夜空を彩る星々に自分の繊細な想いを重ねることも出来ない。
かと言ってかと言って、と連発してきたところで、まあ結局、上を向くか下を向くかという問題は「好きにして」という答えで完結してしまうと思うんですけれど、いかがでしょうか。
とは言えなにも、生きていく中で上や下を向き続けなければいけないわけではありませんし、首が痛くなったら自分が楽な方に視線を移していいわけです。
それに上下の他に、前方や後方にも気を付けなければいけない時もあるでしょう。
右から来てる何かを左へ受け流す必要性に駆られる場合もあります。(?)
ネガティブは無理にでもポジティブに切り替えた方が良いのか、はたまたネガティブという感情すら愛しながらそのまま生きた方が良いのか、僕にとっては一生付きまとう命題なんでしょうね。
まあ僕のネガティブは日を跨いだら治るような代物ではないので、これからも付き合っていく方向性で生きていこうと思います。
というわけで、僕自身はまだまだ下を向いた生活を続けることになるでしょうが、いつか前を、上を向いて歩ける日が来ることを信じつつ、今回はこの辺で。
それでは、あんぐろいどでした。