暗くて愚かなニクいやつ。

連続ブログ小説『LinK!』、感想貰えたら引くほど喜ぶ

「お前、昔と比べて変わったなー。昔の方が面白かったよ」俺はお前を喜ばせるために生きてるわけじゃねえよって話

こんばんは、あんぐろいどです。

今日はちょっと、「これってどうなの?」みたいな僕の体験談を聞いていただきたいです。

 

 

 

ことの発端は3年前

あれは大体3年ぐらい前の話。

今の彼女と付き合って半年近く経った頃、

ある人にこんなことを言われました。

 

「彼女が出来てから変わったなー、お前。昔は面白かったけど、なんかつまらなくなったわ」

 

ここまでハッキリと『つまらない』とは言われてないかもしれませんが、

まあ概ねこんな感じだったと記憶しています。

とにかく、間違いなく『お前はつまらなくなった』というニュアンスの発言でした。

 

その台詞の主は、

僕の中学時代の元友人でした。

(今は縁を切りました)

 

彼女ができて丸くなったなー、

と言いたかったのでしょう。おそらく。

 

しかし何の気なしに彼が発したそんな台詞が、

僕の心をかき乱しました。それなりに。

 

 

 

中学時代の僕

彼が言うところの『面白い僕』というのは、

学生時代の僕の無鉄砲さを指して言っているのでしょう。

 

確かに中学時代の僕は色々と分かっておらず、

いわゆる『一般の生徒』よりは目立っていたと思います。

半分以上は悪い意味で。

 

思い出すだけでも悶え苦しんでしまうような無鉄砲な行動の数々は、

マジで口にするのもしんどいです。

今も昔もアタシはナイーブなのです。

いたわってちょーだい。

 

あえて例を挙げるとするなら、そうですね。

こんなことがありました。

 

中学2年生時のクラスでは、

1ヶ月に1回席替えをしていたんですよ。

 

そしてある月に、

初恋の人と席替えで隣同士になったんです。

「よろしくねー」なんて、言ってくれて。

もちろん嬉しかったです。

信じられないぐらい嬉しかった。

 

しかし嬉しさよりも、

『目が眩んでしまうぐらい神々しい輝きを放つ彼女。対する惨めな俺。そんな俺が隣で申し訳ない』

という気持ちが勝っていました。

 

言葉を交わすことさえおこがましい

みたいなことをわりと本気で思っていました。

 

内心めちゃめちゃ嬉しかったにも関わらず、

当時激烈に純情だった僕はあまりの恥ずかしさに、

なんと日数にして15日近く学校を休んでしまいました。

 

未だにもったいなかったと思ってる。

今なら小粋なジョークの一つでも飛ばせるのに。

 

例として適切かは分かりませんが、

まあ僕の中学時代はこんな感じで、

とにかく後先考えずに動いていました。

 

 

あの頃と今の違い

そんな過去の僕と比べ、今の僕を見て

『当時と比べ、思い切ったことをしなくなった』

とでも思ったのでしょう。

 

無鉄砲な行動をしていた時はきっと、

『何も知らなかった』という状態だったんだと思います。

 

自分の言葉を相手がどう受け取り、どう感じ、どう思うのか。

そのあたりの想像が足りていなかったから、

後先考えない行動や言動をしていたんだと思います。

今思えば、危うい生き方でした。

 

でも中学時代は、学年がわりと平和な雰囲気に包まれていた(と個人的には思っている)ので、

僕を受け入れてくれる人も一定数はいました。多分。

 

今はその頃と比べて、

『常識』が身に付いたというだけの話です。

 

ところ構わず目立とうと声を張っていた頃と比べ、

『必要以上に騒音を出さない』という常識を備えたというだけ。

それだけの話です。

 

その前の『色々なものが剥き出しだった頃』を持ち出してきて、

「今のお前はつまらなくなった」と言われてしまえば、そりゃあ、

 

『お前を喜ばせるために生きてねーよ』

 

とも思ってしまいます。

僕には僕なりに大切にしていることがあるのに、

それを他人に侮辱されたように感じたんです。

 

しかし、

瞬間的に言い返すのは得策ではないな

と思ったので、その場は笑って流しました。

 

けれど内心、はらわたが煮えくりかえってました。

それなりに。

料理もできない調理師なのに、はらわたを煮えくりかえらせるのは得意だぜ。

 

でも僕は小心者なので、

その気持ちを直接表明することなんてできません。

どっかのイキリトみたいに、

「そう言われてからの記憶がないんだけど、気付いたらそいつボコボコにしてたwww」

という虚言で、あとから虚栄心を満たすこともできません。

それぐらいには気が小さい。

 

てか喧嘩したら普通に負けるし、俺。

喧嘩なんかしたことないし。

 

 

 

彼は配慮が欠ける発言をしがちで、

必要以上に人を見下す発言も度々ありました。

 

僕に対しての見下し発言自体はそこまで多くはなかったと思いますが、

しかし会うたびに何かしらのモヤっとした気持ちが僕の中に生まれます。

 

そんな思いを抱えていたある時に、彼との決定的な価値観の違いを知り、

その日に限界を迎えて縁を切りました。

 

でも、さっきも言ったように僕は小心者です。

直接「お前のこういうところがムカつくから、改めろよ」なんて言えません。

そもそも、彼からしたらそんなことを言われる筋合いもないでしょう。

 

別れてから、ひっそりとLINEをブロックしました。

それ以来彼とは会ってはいません。

当時は、一番の友達ぐらいに思っていたのに。

 

 

 

しばらくは罪悪感に苛まれていた気もしますが、

今となっては完全に、僕の中の優先順位ランキングの圏外に落ちました。

無理して付き合っていたんだなあ、と今では思います。

 

しかし完全に忘れられるわけじゃありません。

人間って嫌な記憶、どうしても思い出しますよね。

 

たまに思い出して、こうやってブログのネタにすることもありますし、

あの時はもっと上手くやれたんじゃないか?と自問自答する時もあります。

 

しかしもう、また彼と交友関係を築きたいという気持ちは完全に失われました。

 

「こいつといても自分が傷つくだけ」と痛感して縁を切ったので、

それならせめて今後こんなことが無いように気をつけるだけです。

 

 

 

まとめ

全体的に負のオーラをまとった今回の記事ですけれど、本日のまとめ。

 

自分が我慢できないぐらいになったら

自分のことを知ったように語る他人からは距離を置いてもいいんだよ

って話でした。

 

職場や学校が同じだから無理だよって場合もあるでしょうが、

そこを言い出したらキリがありません。

あくまでも僕の経験談の例において、ということで。

 

一番の友人で彼以外に心を開ける相手がいないぐらいにまで思っていた相手と縁を切りましたが、

今現在はそれ以上と思える友達が身近にたくさんいます。

 

自分にとって大きな存在だった誰かと決別したって、

今後また大切な存在だと思える誰かと出会える可能性はあるわけです。

 

当時の自分に聞かせたかったそんな言葉を結びとして、本日はこの辺で。

それでは、あんぐろいどでした。