暗くて愚かなニクいやつ。

ダメ人間(僕)が現状を把握するための雑記。冴えない男のコンプレックスが爆発します。趣味で小説を書いているのでたまに宣伝とかします。男児向けの玩具やゲームも好きなのでちょいちょい話題に上がります。ゆるい記事が主なので暇つぶしにどうぞ。

『なんやかんやの主人公力』付き合いたい数字の話

(※今回は普段より長めの記事となってます)
 
 
 
こんばんは、あんぐろいどです。
突然ですが、人の価値観は千差万別です。
自分が普通だと思っていた事が、実は他人は普通ではないと思っていた、なんて体験談を持っている人も多いと思います。
 
その違いこそが、人間の多様性を表しているのだと言えます。
どこまでいっても自分は自分で、他人は他人。
 
「自分は何が好きで、何が嫌いか」という自問自答を積み重ねていくことで、他人とは明確に違う『自分自身』というものが形成されていくのではないでしょうか。
 
 
 
そう。
人間の好みが多岐亡羊だと言うのなら、この質問への答え方も人によって、違ったものになることでしょう。
 
 
 
その質問とはーー
 
 
 
 
 
 
 
数字の1〜9の中で、付き合うなら誰!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
 
 
 
 
 
 
 
……はい。
というわけで今日は付き合いたい数字の話。
 
もう一度質問します。
あなたは1〜9までの数字の中で、誰と付き合いたいですか?
 
 
付き合うも何も、数字じゃん
 
 
そんなご指摘はごもっとも。
1〜9、それは単なる数字かもしれません。
 
しかし人間は妄想をすることが出来ます。
人間以外のものを擬人化させて、美少女にしたり美男子にしたり。
 
そんな架空の美少女や美男子と自分が恋愛するなら?というシミュレーションを、今回の記事ではしたいと思います。
 
 
 
今回は僕自身がイメージしやすいように、
 
学園モノ・女性キャラクター
 
という設定で考えたいと思います。
 
「美男子の方がいいよ!」という方は脳内変換しながらお読み頂けたらと思います。
 
 
 
これから9通りのキャラクター性についてお話するわけなんですけれども、今回の記事は独断と偏見と妄想にまみれた内容となっておりますので、そういう感じが許容出来る方のみご覧下さい。
 
それでは早速行ってみましょう。
 
 
 
 
 
◯一人目『1ちゃん』
 
一言で言うと、彼女は『元気』。
当作品(?)のメインヒロインでもあります。
 
 
 
1ちゃんと僕は入学式の日に知り合いました……
ええ知り合いました、数字の1と。
なりきることが大切です。
 
これから始まる学園生活に期待をしつつ、それでもどこか不安を感じている僕に、隣の席に座る1ちゃんは優しく話しかけてくれました。
 
「私、1!よろしくね!」
 
僕のような冴えない男にも、1ちゃんは笑顔を見せてくれます。
 
明るい1ちゃんは人見知りをせず、誰を相手にしても、分け隔てなく気さくに話しかけることが出来ます。
ドジで天然な部分もありますが、それはご愛嬌。
クラスのみんなに愛される女の子です。
 
そんな太陽みたいな彼女に、僕は早くも惹かれつつありました。
 
 
 
 
 
◯二人目『2ちゃん』
 
どこかのネット掲示板のような名前の2ちゃんですが、彼女の性格は一言で言うと『クール』。
僕の右隣に座っている1ちゃんに対し、2ちゃんは僕の左隣に座っています。
 
 
 
あまり感情を表に出さないクールな性格に加え、綺麗な黒髪ロングヘアーと美形な顔立ちということもあり、初めは知的で近寄りがたい印象を受けた2ちゃんですが、そのイメージは入学直後の実力テストで脆くも崩れます。
 
テスト用紙が返却され、平均点を下回り落ち込む僕が「2ちゃんはどうだったの?」と聞くと、彼女は「まあまあね」と言いながら僕に見せるのでした。
 
 
 
赤点スレスレの答案用紙を。
 
 
 
一瞬理解が追いつかず、僕は再び彼女の答案用紙を見ます。
29点以下が赤点なのに、彼女の点数は30点でした。
 
「赤点じゃないなら、100点も30点も変わらないわ」
 
という豪胆な台詞を呟く彼女に、心の中で「いや、変わるだろ……」というツッコミを入れながらも、どこか取っつきにくさを感じていた2ちゃんに対し、人間味を感じた僕なのでありました。
 
 
 
 
 
◯三人目『3ちゃん』
 
3ちゃんは『穏やか』な女の子。
成績が良く、模範生徒という言葉が似合い、担任からの信頼も厚いメガネっ子です。
 
 
 
一番前の席に座る彼女とは、委員会が同じになったことで接点を持つようになります。
 
しかし初めての委員会の日、僕はあろうことか、集まる教室を間違えてしまいました。なんということでしょう。
 
そのことに気付き、途中から入室しようと試みるも、既に集まっている生徒からの視線が痛いことを思うと、なかなか足が前に進みません。
 
そしてその教室の前でうろうろしていると、中から委員会の終了を告げる号令が響いてきます。やっちまった、サボりだと思われる。
 
そして教室から出てくる人だかりの中に、3ちゃんの姿が。
そして彼女は僕の顔を見て、こう言うのでした。
 
「よかった。主人公くん、元気そう」
「え……」
「いや、主人公くんが来なかったから、体調でも悪くしちゃったのかな、って思って。顔色を見る限り、大丈夫そうだね」
 
 
 
何と彼女は、委員会に現れなかった僕を非難するどころか、心配してくれていました。
 
 
 
「う、うん!体は何ともないよ!実はちょっと、教室を間違えちゃって」
「そっかそっか。ならよかった…… あ、連絡事項はまとめておいたから安心してね」
 
彼女はミスを犯してしまった僕を責めるでもなく、優しい言葉を掛けてくれます。
そして連絡事項を二、三点共有し終え、「じゃあ、そろそろ帰るね」と彼女は言いました。
 
僕に背を向けて下駄箱へ向かう彼女は、しかし数歩歩いたところで踵を返し、去り際に、こんなことを言い残すのでした。
 
主人公くん。今度は教室、間違えないでね?」
 
真面目で穏やかな彼女が見せた、ちょっとだけ意地悪な顔付きを前に、僕は曖昧な返事しか出来ません。
 
彼女が一瞬覗かせた小悪魔な顔に胸の鼓動が高鳴ったことを、しばらくの間忘れられそうにありませんでした。
 
 
 
 
 
◯四人目『4ちゃん』
 
4ちゃんは隣のクラスの女の子なので、初登場は単行本第1巻の後半の方です。(?)
 
彼女は一言で言うと『不良』です。
明るく染めた金髪にピアスが特徴的な、派手な見た目をしています。
 
 
 
同じクラスの仲良し三人組である1ちゃん・2ちゃん・3ちゃんがお喋りをしながら廊下を歩いていると、ボディーランゲージが激しい1ちゃんの手が、すれ違いざまの4ちゃんの肩に当たってしまいます。
 
「……ってぇな」
「あ…… ご、ごめんなさい」
「ごめんじゃねーよ。こっちは不愉快な思いしてんだよ。ちゃんと頭下げて謝れ。なめてんの?」
 
一触即発な空気を前に、どうしたらいいか分からずただ立ち尽くす1ちゃんと3ちゃん。
 
しかし彼女ーー2ちゃんは違いました。
 
 
 
「その辺にしておいたら?」
 
 
 
「……あ?」
「みっともないわよ」
 
全く動じていない2ちゃんのその発言に、4ちゃんは爆発寸前。
今にも手が出そうな4ちゃんが2ちゃんに詰め寄ると、そこに先生が「何やってんだ!」と駆けつけます。
 
「……お前、顔覚えたからな」
 
そんな不穏な言葉を残し去る4ちゃん。
騒ぎを聞きつけた野次馬な僕がその場に駆けつけると、1ちゃんは怯えた顔をしていました。
 
 
 
第一印象は最悪の4ちゃんでしたが、記事の文字数の都合(妄想が止まらなくなる恐れ)により、2巻の中盤辺りで3人と和解しました。
色々あったけど無事ひと段落しました。
 
 
 
その過程で、4ちゃんの内面を垣間見た僕。
彼女は生まれつき目付きが悪くとても口下手だったため、怖いと勘違いされやすく、友達が出来ませんでした。
 
それでも彼女は、真面目に生きていればいつか周りの人たちにも自分を分かってもらえる日が来ると信じていました。
 
 
 
しかしそんな中、掃除中にふざけていた男子児童が誤って教室の花瓶を割ってしまいます。
彼らは怒られるのが嫌で、その罪をたまたま近くにいた4ちゃんになすりつけてしまうのでした。
 
要領が良かった男子児童たちと、口下手な4ちゃん。
彼女の必死な訴えは、とうとう受け入れられずーー彼女の心に大きな傷を残す結果となります。
そして、彼女は誓いました。
 
 
 
外見が内面を決定付けてしまうと言うのなら、
いっそお望み通りに振舞ってやろう。
 
他人から嫌われて傷付くぐらいなら、
いっそこちらから傷付けてやろう。
 
 
 
目を見張るような金髪やピアスも、信用出来ない他人に対しての自衛だったのかもしれません。
彼女のそんな生い立ちを知った僕は、自分の過去と共通することがあることに気付きます。そして、滔々と語り始めました。
 
「……人から受け入れてもらえないのって、辛いよね」
「お前にーー何がわかんだよ!」
「分かる! ……とは、力強く言えないけどさ。僕も昔、孤立してた時があったんだ」
 
僕の言葉を、4ちゃんは遮りません。
 
「確かに、人っていうのはお互いに傷付け合ってしまうものなのかもしれない。だけど」
 
「……」
 
「それと同じぐらい…… 分かり合うことも、出来ると思うんだよ。でも他人を遠ざけるばかりじゃ、そんな機会は訪れない。やっぱりどこかで、踏み込まなきゃ進めないんだ。だからーー」
 
 
 
「僕と、友達になってほしい」
 
 
 
その言葉を受けた4ちゃんが沈黙しているのを見て、心の中で「やばい、見当違いなことを言っちゃったか……?」と僕が思ったところで、彼女は口を開きました。
 
 
 
「……お前、優しいんだな」
 
 
 
その時の彼女の、ふっと緩んだ表情。
今まで周りを警戒していた彼女が見せた、柔らかな笑み。
 
彼女もまたーー1人の女の子なのでした。
 
 
 
 
 
◯五人目『5ちゃん』
 
主人公の隣のクラスである5ちゃんは、キャラクター性が濃い1ちゃん〜4ちゃんと比べて、『普通』と言われがちな女の子です。
勉強も運動もルックスも、いつも平均値。
 
5って、なんかフツーだよね
 
という旧友の言葉に「私ってフツーなんだあ……」とヘコみながらも、その自覚があることは否定出来ないでいました。
 
 
 
そんな彼女ではありますが、しかし人一倍優しく、同じクラス内でいつも孤立していた4ちゃんを心配する一面を持っていました。
 
「あ、あの…… 授業、始まるよ」
「あ?お前には関係ねーだろ」
 
使われていない空き教室内でサボろうとしていた4ちゃんを見つけ、勇気を出して声をかけるも、取りつく島もありません。
 
そんな初対面を果たしてしまった5ちゃんではありますが、しかし彼女のことは、なぜかずっと気に掛けていました。
その理由は、彼女自身にも分かりません。
 
 
 
そんな中、4ちゃんが主人公である僕と普通にお喋りをしている場面を目撃します。
 
「……4さん、あんな顔するんだ」
 
いつも一人だった4ちゃんに、普通にお喋りをする相手が出来たことに安堵するも、5ちゃんは胸に渦巻くモヤモヤを無視することが出来ません。
彼女はこんなことを思っていました。
 
 
 
本来なら、
私があそこにいたのかもしれないのに。
 
 
 
5ちゃんは、やり方は少し間違っていたとは言えいつも堂々としていて、確固たる自分を持っていた強い4ちゃんに、心のどこかで憧れていたのかもしれません。
そして、次第に4ちゃんの笑顔が見たいと思うようになりました。
 
そんな思いを抱きながらも、しかし彼女はこうも思いました。
 
4ちゃんに冷たくあしらわれた事実は確かにあったが、それを理由に『彼女に踏み込まない』ということを選んでいたのも自分だ。
 
真面目な5ちゃんはそんな考えに至り、勇気を出して4ちゃんに話しかけることにしました。
 
 
 
いつもお弁当の包みを持って教室から出て行く4ちゃんを追う形で、5ちゃんも教室から出ます。
 
「4さん!!」
 
5ちゃんに引き留められた4ちゃんが訝しげな表情をしていたことに構うことなくーー5ちゃんは思い切って、言うのでした。
 
 
 
「お、お昼、一緒に食べない?」
 
 
 
 
 
◯六人目『6ちゃん』
 
僕と1・2・3ちゃん、4・5ちゃんとはまた別のクラスである6ちゃんを一言で言うと、『サブカル女子』。
 
いろんな解釈が出来る言葉ではありますが、6ちゃんは悪魔や動物の耳が付いたフードを好んで被り、縞模様のニーソックスを履き、自撮りをガンガンあげるTwitterアカウントを持つタイプのサブカル女子です。(Twitterアカウントは10個以上持ってます)
 
ふとしたきっかけで、6ちゃんは主人公にちょっかいをかけるようになります。
 
「あ、主人公くんだ〜」
 
遠目で僕を見つけ、ぱたぱたと小走りで近付いてくる6ちゃん。「相変わらず、ぼんやりしてるねえ〜」などと言いながら、僕の胸の辺りをツンツンしてきたりします。
 
彼女が何気なくスキンシップを図り、対する僕が「や、やめろよー」と迷惑そうにしている様を見つめる影がいました。
 
「ゆ、ゆ、許せませんぞ〜!」
 
6ちゃんの取り巻きのオタクたちが、ギリギリと私怨を燃やしていました。彼らの容姿は小太り・痩せ型メガネ・長身ロン毛です。
 
 
 
そしてなんやかんやあって、取り巻きたちの主人公に対する誤解は解けます。
 
「主人公殿は我々の同志ですな!」
 
彼らと熱い握手(強制)を交わし、無事に仲間認定(?)をされた主人公。
高らかなオタク笑いを残して彼らが去っていき、一人ぽつんと残された僕の前に、6ちゃんが現れます。
 
「主人公くん。なんか、色々ごめんね」
「いや、別に。大丈夫だよ」
「でも……」
「大丈夫大丈夫、気にしてないから」
 
なんやかんやあった最中に6ちゃんは僕に多大な迷惑をかけたのですが、そのことを反省し、謝罪しに来てくれたようです。
 
「強情だよね、キミって……」
「そんなことないって」
「じゃあ、これだけ。主人公くん、目つぶって?」
 
僕は言われるまま、目を閉じました。
 
そして、数秒後ーー
 
 
 
「これは謝罪じゃなくて、お礼ってことで」
 
 
 
今まで軽薄な印象を受けていた6ちゃんが初めて僕に見せた、照れた顔。
彼女は「じゃーね!」と手を振り、小走りで去って行きました。
 
僕はまだぬくもりが残る右の頬を手で押さえ、その場で立ち尽くすのみでした。
 
 
 
 
 
そんなアレコレがあって以降、本作品のラブコメを掻き回す役割が与えられ、彼女は度々物語に絡んできます。
 
「主人公くーん!一緒に帰ろっ」
 
などと言いながら僕の腕にしがみつき、それを見ていた1ちゃんたちに冷たい目で見られ、皮肉を言われたりします。
 
「……主人公くん。6さんと、ずいぶん仲が良いんだね」
「いや、違……」
「そうなの!私と主人公くんは相思相愛なんだよ!付き合っちゃおっか?」
「……あはは。主人公くん、お幸せに。じゃあ、また明日」
「ご、誤解だって!」
 
そんなことを言いながらも、別に1ちゃんたちとも付き合ってはいないんだから引き留めるのもおかしいな、と思いつつ、ぼんやりしている僕に、6ちゃんは無邪気にも言います。
 
「早く帰ろ?ダーリンっ」
「だ、ダーリンはやめて」
 
それを見ていた取り巻きたちに早速仲間認定を取り消されそうになりながらも、しばらくはそんな感じで平穏な日々が続きます。
 
 
 
しかしある日、急展開が訪れます。
 
放課後の、ひと気が無くなった校舎裏。
6ちゃんのことを前々から嫌っていた女子の集団に、6ちゃんは囲まれていました。
 
「あんたさあ、ウザいんだよね」
 
最初は毅然な態度を貫こうとする6ちゃんでしたが、しかし多勢に無勢。
集団の一人が汚い言葉を叫び、6ちゃんに詰め寄ります。
 
そんな中、委員会の仕事で遅くなった僕はその大きな声を聞きつけ、校舎裏に向かいました。
目にしたのは、座り込む6ちゃんとそれを囲む女子たち。
 
「なに?あんた…… あ、6の男か」
 
そんなことを言いながら仲間内で薄ら笑いを浮かべる彼女たちの様子に、頭に血を上らせながらも、僕は彼女たちに説明を求めます。
 
「だってこいつ、猫なで声で男に媚び売っててきめえし。プライドないのかよ、みたいなさぁ」
 
「だからって、乱暴していい理由になんかならないだろ!群がって強くなった気がしてるだけのキミたちの方が、よっぽどきめえよ!!」
 
僕の必死の説得も身を結ぶことはなく、彼女たちは「部外者は黙っとけよ」と言い、6ちゃんに向き直ってさっきまでの続きをしようとしていました。
 
どうしたものかと悩む僕がふとズボンのポケットに手を当てると、そこにはある物が。
 
僕は思い切って、そのある物を使用します。
 
 
 
「……はぁっ!?」
 
 
 
女子の集団たちが驚いた顔で振り返った先には、けたたましく鳴り響く防犯ブザーを持つ僕の姿が。
委員会で使ったその防犯ブザーがたまたまポケットに入っててよかった。
 
「頭おかしいんじゃねーの、お前!?」
 
このままでは人が集まってくる、ということを察した女子の集団の一人がそんな捨て台詞を吐き、足早に去っていきます。
そして場に残る、僕と6ちゃん。
 
「し、主人公、くん……」
「もう大丈夫だよ。辛かったね」
 
主人公の胸の中で、恥も外聞もなく泣き始める6ちゃんでした。
 
 
 
しかし6ちゃんは主人公と接していく中で、こんなことを察していました。
 
主人公は誰に対しても優しく、自分に対して特別な好意を抱いているわけではないということに。
 
今回助けてくれたのだってきっと自分に対する好意からではなく、純粋な正義感に基づいて助けられたのだ、と肌で感じていました。
 
しかしそうだと分かっていても、6ちゃんの主人公に対しての気持ちは募り続けるのでしたーー
 
 
 
 
 
余談ですが、単行本6巻の中盤〜後半にかけて、6ちゃんの取り巻きの一人が、彼女にきちんと好意を伝えようと奔走し大活躍する回があります。
 
その過程で6ちゃんを嫌う女子集団たちとのいざこざがひと段落したり、意外な男らしい姿を発揮した取り巻きの一人を見て6ちゃんがキュンとしたりする場面もあります。(全て妄想です)
 
ちなみに6ちゃんは隠れ巨乳だったりするので、Twitter上で18禁なイラストが溢れがちです。(蛇足)
 
 
 
 
 
◯七人目『7ちゃん』
 
7ちゃんは『はんなりお嬢様』です。
 
クラスメイトの3ちゃんは大人しいタイプの『おっとり』だとすると、7ちゃんは物腰が柔らかい口調のわりに非常にアクティブです。
 
学園理事長の娘でもあるお嬢様な7ちゃんは、ひょんなことから目をつけた一般庶民の主人公である僕に、ことあるごとに接近してきます。
彼女は強引なので、僕に求愛するためにヘリコプターを使いがちです。
 
 
 
そんな7ちゃんが、ある日本格的に僕に迫る回が訪れます。
 
学校全体を巻き込んだその逃走劇の最中、
 
「主人公くん!こっち!」
 
と、僕を呼ぶ声が。
声がした方向に走ると、そこは体育館倉庫でした。
 
半開きになっていた扉の中に駆け込み、急いで扉を閉めると、そこにいたのは1ちゃんでした。
どうやら、7ちゃんに追われて困っていた僕を見かねて力になってくれたようです。
 
「あ、ありがとう、1ちゃん」
「静かに。7さんに気付かれちゃう」
 
1ちゃんの言い付けを守り、僕は息を潜めます。
しばらくして状況が落ち着くと、僕と1ちゃんは世間話を始めました。
 
 
 
「ねえ、1ちゃん」
「なに?」
「最近、あんまり話せてないよね」
「確かに、そうかもね。主人公くん、色んな女の子たちと忙しそうだもんね。6さんとか、7さんとか。4さんとも、よくお昼一緒に食べてるもんね」
「め、めんぼくない……」
「……あはは、分かってるよ。だって主人公くん、優柔不断そうだし。強引に迫られたら、断れなさそう」
 
 
 
そして僕はこのような状況に陥ったことで、改めて1ちゃんのことについて考えます。
 
入学当初から優しく接してくれる1ちゃん。
僕が困っている時に手を差し伸べてくれる1ちゃん。
 
そして、僕はふと思いました。
 
 
 
僕が本当に好きなのは誰なのかーーと。
 
 
 
そうこうしている間に都合良くバランスを崩したことで、1ちゃんに覆い被さる形で僕は彼女に床ドンしてしまいました。
(この作品が青年誌に掲載されている場合、倒れ込んだ際に彼女の胸を触りがち)
 
「ご、ごめん!わざとじゃないんだ」
「う、うん。だいじょぶ」
 
そして沈黙する二人。
微妙に距離を取る二人のもどかしい空気を、体育館倉庫の扉をぶち破る7ちゃんによって破壊されます。
 
 
 
「主人公さんーーやっと見つけましたわ!」
 
 
 
 
その後、なんやかんやで大人しくなった7ちゃん。
その回の終盤、僕と1ちゃんが一緒に登校していると、その横に一台の黒塗りの高級車が現れます。
その中からは、7ちゃんの姿が。
 
「わあっ!」
「もう、主人公さん。そんなに驚かなくてもいいではありませんか。普通に傷付きますわ」
 
昨日の今日なので僕は身構えましたが、どうやら7ちゃんは僕には用が無かったみたいです。
カツカツ、と革靴を鳴らしながら、彼女は1ちゃんのもとへ。
ごきげんよう、1さん」
「ご、ごきげんよう
「あなたに一つ、言いたいことが」
「な、なにかな……?」
 
 
 
「1さんには、負けませんわ」
 
 
 
7ちゃんから何かを耳打ちされ、恥ずかしがる1ちゃん。7ちゃんはとても小さい声で、口元も隠していたため、僕にはその声は聞こえませんでした。
 
 
 
 
 
◯八人目『8ちゃん』
 
八人目である彼女は一言で言うと、『地味』。
だけど実は単行本第1巻から顔だけ登場しており、連載当初はモブの扱いだった8ちゃんでもあります。
 
5ちゃんがフィクションで映えるタイプの地味さである一方、8ちゃんは読者からも地味扱いされがち。
キャラが強いヒロイン勢の中にいるので、どうしても個性が埋もれてしまいます。
 
 
 
物語の中では不遇な8ちゃんですが、そんな彼女にもちゃんとスポットライトが当たる日が来ます。
 
主人公と同じクラスなので、家庭科の調理実習中に意外な手際の良さを見せたり、休日にばったり遭遇し、私服の感じが想像と違うおしゃれな感じだったり。
 
まあでも、4ちゃんや6ちゃん、7ちゃんのような大きなエピソードはありません。地味なので。
 
地味ですが常識人なので、個性豊かなヒロインたちに振り回される主人公と話が合ったりもします。
 
「主人公くんってさ、気苦労が絶えないタイプだよね」
「あ、分かる……?」
 
 
 
物語上では名前があるモブ的立ち位置の8ちゃんですが、現実に彼女がいれば確実に美少女の部類に入る漫画的地味顔なので、一部読者からは確実に需要があります。
 
主要キャラの中では、上から3番目ぐらいの順番で同人誌の主役になりがちです。
 
個人的には、主人公以外のモブ男性と結ばれ、ラストページで子供に囲まれている8ちゃんの同人誌が好きです。ごちそうさまでした。
 
 
 
 
 
◯九人目『9ちゃん』
 
9ちゃんは『ミステリアスな転校生』です。
 
物語全体の終盤、8巻の中盤辺りで登場した彼女は、「女の子たちのことで色々と大変だけど、ずっとこんな毎日が続けばいいな」と思っていた主人公の人間関係を掻き乱します。
 
 
「キミってやつは、罪な男だな」
 
 
そして方々で勃発する勘違いや諍い。
混乱する局面の中、9ちゃんは余裕綽々な様子でニヒルに笑っています。
 
そして主人公が持ち前の主人公力を発揮し、単行本第9巻を丸々使って事態を丸く収めます。
 
 
 
「私は、降りることにするよ。こんなに魅力的な女の子たちがいたんじゃ、私の出る幕なんて無さそうだからね」
 
 
 
そんな台詞を残し、9ちゃんは自然にラブコメ展開から離脱します。
 
 
 
そして最終、単行本第10巻。
ハーレム状態に陥り苦労しながらも今の状況を受け入れつつあった主人公ですが、9ちゃんの参入によって物語は佳境を迎えました。
 
高校の卒業も目前。(いつの間にか最高学年になっていました)
いつまでも全てがこのままというわけにはいかないのだということを悟った主人公の前に、9ちゃんが颯爽と現れます。
 
 
 
「やあやあ、主人公くん。何やら浮かない顔をしているね」
 
 
 
好意を寄せてくれている女の子の中から誰を選ぶか、という主人公からの相談を「贅沢なお悩みだ」と皮肉混じりに笑う9ちゃん。
しかし真面目な表情の主人公を見て、彼女も真面目な顔付きに変わります。
 
「それは、私なんかに聞くことじゃないな。自分の胸に、問いかけてみるといい」
「9ちゃん……」
「おいおい、しっかりしてくれよ?」
 
僕にくるりと背を向け、歩みを進める9ちゃん。
数歩進んだところで足を止め、彼女は頭だけで振り返り、僕を肩越しに見据えました。
 
 
 
「キミは、私が惚れた男だぞ?」
 
 
 
その顔は、少し儚げで。
誇らしげでもありました。
 
最後まで不思議な空気感を漂わせていた9ちゃんを見送り、一人取り残された主人公。
 
自分にとって、何が大切かを迫られます。
 
そして、主人公が選ぶ相手とはーー
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
なんというか、もう少し……
 
この数字ってこういうところあるよね
 
みたいなあるあるネタをくっちゃべるだけのゆるい記事にしようと思っていました、当初は。
 
「数字の1って、漫画で言うと元気系ヒロインキャラだよな!」
「じゃあ2はクール系かな?」
「3はゆるふわ系で、4はやんちゃで、5は普通キャラで……」
 
みたいなね。
ですが、終わってみれば想像以上のボリュームになってしまいました。
 
 
 
キャラクターによって文量や濃さが違いますが、みなさんはお気に入りの子が見つかりましたでしょうか。
あなたは誰と付き合いたいですか?
 
文の熱量でなんとなく察して頂けるかもしれませんが、僕は4ちゃんと6ちゃんがお気に入りです。
 
余談ですが、全10巻の当作品の表紙は、巻数とキャラ名が一致していたら胸熱です。
 
第1巻の表紙は1ちゃん、第2巻は2ちゃん…… みたいにね。
最終第10巻の表紙は誰が来るのか、誰と誰が来るのか、はたまた集合写真なのか…… 考え始めると止まりません。
 
 
 
この記事は数日に分けて執筆していたのですが、合計で8時間ぐらいかかってます。1日の就業時間かよ。
 
いつもの記事の下書きはせいぜい1時間前後なんですけどね。
なのでそれなりにボリュームはあります。
 
 
 
まあたまには今回みたいに、徹頭徹尾妄想にまみれた日があってもいいかなと。
 
『長い雑記』というカテゴリも新たに作ったので、そちらから今回の記事も見ていただけたらと思います。
 
 
 
1ちゃん〜9ちゃんのファンアート待ってます!(言うだけなら無料)
 
 
 
ということで、今回はこの辺で。
 
それでは、あんぐろいどでした。